こんにちは、新屋です。
この記事は、
「はじめて奄美大島でウミウシダイビングをしたいんだけど、どんなウミウシが見られるの?」
という方にむけて書きました。
この記事を読むことで、
・奄美大島の北部でウミウシダイビングをするときのおすすめご当地ウミウシがわかる
・ご当地ウミウシを見るには、いつ(時期)・どこで(ポイント)奄美大島に来島すればいいのかタイミングがわかる
というようになっています。
第1位 アマミウミコチョウ

新屋の勝手にご当地ウミウシランキング!
ということで、堂々の第1位はアマミウミコチョウです。
和名:アマミウミコチョウ
学名:なし Gastropteron Sp
観察できるポイント:手広海岸
おすすめの時期:1月下旬から3月にかけて(海況があえば5月GW頃まで)
必要な資格:OW
鮮やかなオレンジ色に思わず「綺麗」と思ってしまうのは私だけでしょうか。
黄色や紫といったウミコチョウはよくいますが、オレンジが美しい!!
そんなアマミウミコチョウ、学名はまだなく、不思議なことに日本の他の地域でも観察例がないようです(参考:世界のウミウシ)
なんと観察できる水深も毎年1M~3Mほどと激浅です。
OWや体験ダイビングでも観察できちゃうご当地ウミウシ、ぜひ奄美にくるならリクエストしてみてはいかがでしょうか。
注意点として、このウミウシが生息する手広海岸が有名なサーフスポットでもあるので、うねりが発生しやすくフォト派のダイバー泣かせ!なこと。
凪になるタイミングが限られるので、狙うなら1月下旬~3月頃まで。
ビーチポイントも全然OK!という方にはぜひおすすめしたいご当地ウミウシTOP1でした。
第2位 ウテンミノウミウシ

水温:18℃
続いて第2位は、ウテンミノウミウシです。
めちゃくちゃマニアックなのきた!でもぜひ観察してほしい!そんなウミウシ。
和名:ウテンミノウミウシ
学名:Baeolidia rieae
観察できるポイント:宇天ビーチ
おすすめの時期:12月から6月にかけて(おそらく探せば通年いる)
必要な資格:OW+中性浮力のスキル
こちらのウミウシ、奄美大島の宇天(うてん)と呼ばれるビーチの名前が和名についており、ご当地感満載!
学名の種小名「rieae」は、ウミウシ博士 中野理枝さんへの献名。
世界のウミウシによると、串本や沖縄本島でも稀に観察ができるようですが、やはり宇天でウテンミノウミウシを観察するのが通!
食生が特殊で、マメスナギンチャクという蛍光緑のサンゴを食べ、また群生の中に隠れ潜んでいるようです。
個体によって触角や背側突起が茶色、バッチバチに蛍光緑!と、取り込んだマメスナギンチャクの量によって違いがあるのも特徴。
観察できる水深が5~8mほどとOWでもご案内できる反面、ユビエダハマサンゴの群生があるので、中性浮力のスキルは必須。
こちらもビーチポイントOKな方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
第3位 ツガルウミウシ属の1種

水温:21℃
第3位は、ご当地ウミウシランキング急上昇!ツガルウミウシ属の1種。
ここ数年、奄美大島でも観察できるようになってきた激レアウミウシです。
和名:なし ツガルウミウシ属の1種
学名:なし Trapania sp.
観察できるポイント: モーモーファーム(立神)/ボートポイント
おすすめの時期:3月から6月にかけて(海況が穏やかでないとご案内できません)
必要な資格:AOW+中性浮力のスキル(じっくり撮影はエンリッチあるとなおよし)
ウミウシポイント調査でたまたま見つかったこのウミウシ。
調べてみると、日本では観察例がまだないらしく、和名も学名もありません!
世界のウミウシの情報を参考に記載論文を見てみたところ、おそらく本種と同種とされている種が、海外フィリピンのバタンガス州マビニ市の海域で観察されているようです。
上記のフィリピンで観察された種に論文内で当てられている学名(Trapania Japonicaが、日本ではツガルウミウシ(Trapania Japonica)だということは一旦ここでは深掘りしないでおきますが、簡単にいうと激レア!それがまたどうして奄美に!
これまたパンダツノウミウシの海外verみたいな、かわいさと美しさを兼ね揃えた、帰国子女ですか?と言わんばかりの超絶美形ウミウシ。
生息環境が明らかになってきた今、おそらく今後は沖縄など似た海域でも観察できるようになるのでは?と個人的には思っております。
しかし、今のところ日本では奄美だけ!ぜひチャレンジしていただきたいウミウシです。
リクエストする際の注意点
・東風や南風の日でないとポイントへご案内しづらい(春から夏の風向きです)
・観察できる水深が23~25m前後とAOW必須
・餌を求めて移動する神出鬼没タイプなので会えるかどうかは運次第
ということで、観察できる時期・海況が揃いやすい3月~6月頃が狙い目です。
第1位のアマミウミコチョウや第2位のウテンミノウミウシは、同じ場所でそんなに移動せず観察できるウミウシに対して、このウミウシは餌環境次第!
餌がなくなれば、どんどん移動していくので、会えたらチャンスを逃さないようにたくさん撮影してくださいね。
まとめ 奄美大島のウミウシっておもしろい!
いかがだったでしょうか。
せっかく奄美大島でウミウシダイビングするなら、ご当地ウミウシはぜひとも見ておきたいところ。
自然の生き物ですので、行けば100%ご案内できるわけではないですが、聖地巡礼ならぬご当地ウミウシ巡りの旅もおもしろいのではないでしょうか。
ぜひチャレンジしてみてください。
他にもご紹介したい奄美らしい南方種のウミウシがたくさんいますので、また別の機会に。
この記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。












