裸鰓目

キベリアカイロウミウシ Mexichromis pusilla (Bergh, 1874)

時期
春・夏・冬
レア度
★★

このウミウシについて

外観が似たウミウシに、アラリウミウシやクラサキウミウシがいる。
アラリウミウシは背面の白い線が2次鰓を囲むことで見分けがつく。
個人的には属が違うにも関わらず、クラサキウミウシと外観が見分けがつきづらいと思っている。
キベリアカイロウミウシは、背中の白い斑紋が2つであること、白い線は2次鰓を囲まないこと、左右の赤い縁取りの凸部分が外側に張り出していることで見分けている。
20mmに達するとされる。

ウミウシ雑学

種小名の「pusilla」はラテン語で「小さい」という意味となっている。
学名の読み方は、メキシクロミス・プシラ。

分類

分類
Order
裸鰓目
Nudibranchia
イロウミウシ科
Chromodorididae
レンゲウミウシ属
Mexichromis

生息環境・探し方のコツ

水深5m~15mくらいのサンゴ礁域にある死サンゴ周りや斜面沿いの岩場なので観察することができる。
イロウミウシ系はカイメンを食べるとされるが、摂食シーンに出会ったことはまだない。
どちらかというと転石裏にいるとか岩陰に隠れているというよりも、水底を歩いている感じなので、観察しやすい時期に潜っていれば会える可能性は高い。
スキューバダイビングでの観察がおすすめ。

観察しやすいポイント

1

バベル(ボート)

2

サンドパラダイス(ボート)

References

・世界のウミウシ
・新版 ウミウシ

観察記録

キベリアカイロウミウシ Mexichromis pusilla (Bergh, 1874)_奄美大島

撮影日:2024年06月10日 / 場所:サンドパラダイス / 水深:23m / 体長:約15mm /水温:23℃

ウミウシ動画

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