裸鰓目

ゼンチュウウミウシ Lomanotus vermiformis Eliot, 1908

時期
春・冬
レア度
★★

このウミウシについて

大きさは10mm~20mmほど。
背側突起を白い体毛のようなものが覆っているのでわかりやすい。

ウミウシ雑学

種小名の「vermiformis」は、ラテン語で「worm-shaped(ミミズのような形状を持つ)」を意味する。
学名の読み方は、ロマノトゥス・ヴェルミフォルミス。
和名がつく以前は、ロマノータスと属名で呼ばれていたが、「奄美大島北部海域における後鰓類相の調査報告」にて"ゼンチュウウミウシ"と提唱、その後、「日本のウミウシ」では"ナガムシウミウシ(改称)" としている。
ともにウミウシ博士の中野理枝さんが提唱しているが、改称された理由は不明。
個人的にはゼンチュウウミウシとして紹介している。

分類

分類
Order
枝鰓亜目
Cladobranchia
ロマノータス科
Lomanotidae
ナガムシウミウシ属
lomanotus

生息環境・探し方のコツ

水深3m~10mくらいの内湾の泥地にあるシロガヤを1つ1つ観察していくと比較的見つけやすい。
世界のウミウシによると、石垣島、沖縄本島、インドネシア・バリ島での観察例がある。
他地域での観察例が少ないが、奄美大島では毎年のように複数個体観察できている。
シロガヤは主に水温が下がる冬に増えて、水温があがりはじめる春先から減っていくので、冬の方が観察しやすいように思う。
ガヤ類についているので、撮影の際はグローブをつけることをおすすめする。
スキューバダイビングでの観察がおすすめ。

観察しやすいポイント

1

番屋(ビーチ)

References

・世界のウミウシ
・新版 ウミウシ

観察記録

ゼンチュウウミウシ Lomanotus vermiformis Eliot, 1908_奄美大島

撮影日:2024年05月18日 / 場所:番屋 / 水深:3m / 体長:約10mm?? /水温:23℃

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