裸鰓目

クサリミノウミウシ Limenandra rosanae Carmona, Pola, Gosliner & Cervera, 2014

時期
レア度
★★★

このウミウシについて

同じ属の似たウミウシに、トゲミノウミウシ、ホソエラワグシウミウシがいる。
ぱっと見の見分け方は、トゲミノウミウシ→体を前後にゆするように動く、ホソエラワグシ→背側突起が大小まばら、クサリミノ→トゲミノとホソエラワグシの特徴がなく、背面の斑紋が連続して並ぶ。
リメナンドラ属は背面に斑紋がならぶので、比較的見分けがつきやすいのかなと思う。

ウミウシ雑学

種小名の「rosanae」は、最初の標本を作成した Michael Schrödl 氏の妻の Rosana Carvalho Schrödl さんへの献名 とされている。
学名の読み方は、リメナンドラ・ロサナエ。

分類

分類
Order
枝鰓亜目
Cladobranchia
オオミノウミウシ科
Aeolidiidae
リメナンドラ属
Limenandra

生息環境・探し方のコツ

水深5m~10mくらいの泥と砂が混じったような場所で、転石まわりを歩いているところを観察できた。
世界のウミウシによれば、観察例はかなり少ないようだが、おそらく生息環境があまり一般のダイバーが入らないようなポイントが多いからかと推測される。
奄美大島では、番屋ビーチ、手広海岸、宇天ビーチなど、内湾の泥地、1m~10mくらいまでの浅場でどの個体も観察できている。
リクエストをいただいてもまず発見できる気がしないが、毎年必ずといっていいほど観察できてはいるので、★★★としておく。
スキューバダイビングでの観察がおすすめ。

観察しやすいポイント

1

番屋(ビーチ)

References

世界のウミウシ

観察記録

クサリミノウミウシ_奄美大島

撮影日:2024年05月06日 / 場所:宇天 / 水深:1m / 体長:約25mm /水温:22℃

ウミウシ動画

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