裸鰓目

ボーランドウミウシ Hypselodoris bollandi Gosliner & Johnson, 1999

時期
レア度
★★★★

このウミウシについて

南のアオウミウシがホシゾラウミウシだとしたら、さらに南方種というイメージ。
世界のウミウシによると、沖縄本島とフィリピンのアニラオ、タイでの観察例があり、日本では比較的珍しいとされる。
ぱっと見はホシゾラウミウシに似ているが、色合いも斑紋の入り方なども違うので、水中で見るとすぐ違うとわかる。
50mmに達する。

ウミウシ雑学

種小名の「bollandi」は、ウミウシ研究者の Robert F. Bolland 博士に献名されたことから。
ボーランド博士は昔は沖縄に在住されてたそうです。
学名の読み方は、ヒュプセロドーリス・ボーランドイ。

分類

分類
Order
裸鰓目
Nudibranchia
イロウミウシ科
Chromodorididae
アオウミウシ属
Hypselodoris

生息環境・探し方のコツ

これまで観察できたのは、東シナ海側のボートポイント。
水深7m~20mくらいまでのサンゴ礁域にて複数回観察できている。
観察できたときは、いずれも死サンゴの近くを歩いていた。一度見かけたら1週間くらいは同じエリアを歩き回っていることも多いように思う。
日本全体でいうと観察例が少ないが、奄美大島では年に1~2回は見かけるので★★★★としている。
スキューバダイビングでの観察がおすすめ。

観察しやすいポイント

1

山本SP(ボート)

2

大仏サンゴ(ボート)

References

・世界のウミウシ

観察記録

ボーランドウミウシ_奄美大島

撮影日:2024年04月22日 / 場所:山本SP / 水深:7m / 体長:50mm /水温:23℃

ウミウシ動画

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