裸鰓目

チゴミノウミウシ Favorinus japonicus Baba, 1949

時期
春・冬
レア度

このウミウシについて

トモエミノウミウシ属(Favorinus属)は、主に他のウミウシの卵を餌としている。
〇〇チゴミノウミシと名のつくウミウシは、ウミウシの卵を食べるウミウシについているようである。
背面には菱形の白い斑紋が並ぶのが見分け方。
食べたウミウシの卵の種類によって、背中にある消化線の色が白だったりピンクだったり黄色だったりする。

ウミウシ雑学

種小名の「Japonicus」は、"日本の"という意味になる。
だが、日本は伊豆から沖縄まで、海外は南アフリカからインドネシア、ハワイと様々なところで観察できているようである。
学名の読み方は、ファボリヌス・ジャポニクス。

分類

分類
Order
枝鰓亜目
Cladobranchia
ヨツスジミノウミウシ科
Facelinidae
トモエミノウミウシ属
Favorinus

生息環境・探し方のコツ

おそらく年中観察できるのだろうが、ウミウシが多い=ウミウシの卵も増えるので、冬から春先が時期だと思う。
探し方のコツは、とにかくウミウシの卵塊をみたらじっくりと観察するクセをつけること。
シンデレラウミウシ(卵塊は黄色)やセスジスミゾメミノウミウシ(卵塊はピンク)などの卵を食べている姿を観察したことがある。
ウミウシが卵を産んでるそばから卵を食べている姿を見たことがあるが、なんだかホラーな瞬間であった。
特に珍しいウミウシではないので★としている。
スキューバダイビングでの観察がおすすめ。

観察しやすいポイント

1

番屋(ビーチ)

References

・世界のウミウシ
・新版 ウミウシ

観察記録

チゴミノウミウシ_奄美大島

撮影日:2024年04月21日 / 場所:番屋 / 水深:6m / 体長:約20mm?? /水温:22℃

ウミウシ動画

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