裸鰓目

アカテンイロウミウシ Ardeadoris cruenta (Rudman, 1986)

時期
春・夏
レア度
★★

このウミウシについて

体地色は黄色から山吹色。
外套膜は外側から白色、黄色、白色の順に並ぶ。
1番内側には赤色の円斑が並び、和名「アカテン」の由来となっている。
触角は山吹色で、前後に1本白線が入る。
2次鰓は外側が白色になる。
イロウミウシ属からメレンゲウミウシ属へ移された。
アカダマイロウミウシは異名。
50mmに達する。

ウミウシ雑学

種小名の「cruenta」は、”血だらけの”というなんとも悲惨な意味となっている。
学名の読み方は、アルデアドーリス クルエンタ。

分類

分類
Order
裸鰓目
Nudibranchia
イロウミウシ科
Chromodorididae
メレンゲウミウシ属
Ardeadoris

生息環境・探し方のコツ

水深5m~10mくらいの岩礁域、岩陰などをのぞくように探すと比較的見つけやすい。
20mを超える水深でも見つかることからスキューバダイビングでの観察がおすすめ。

観察しやすいポイント

1

倉崎海岸(ビーチ)

2

バベル(ボート)

3

ピアテグリ(ビーチ)

References

・クルエントゥス、小野篤司.1999.ウミウシガイドブック
・アカテンイロウミウシ、小野篤司.2004.沖縄のウミウシ
・Ardeadoris cruenta、Terrence Gosliner, Ángel Valdés and David Behrens. (2015). Nudibranch and Sea Slug Identification Indo-Pacific. New World Pubns Inc.