オオシイノミガイ目

コンシボリガイ Micromelo guamensis (Quoy and Gaimard, 1825)

時期
春・冬
レア度
★★★★

このウミウシについて

殻は白色で卵形。
殻表には黒褐色の帯が3本入り、縦線が交差する。
軟体部分は半透明の白色で、青色や緑色、黄色など様々なバリエーションが存在する。
分子系統解析で4種に分かれるという論文が出たので、青色個体と黄色個体と分かれているようだが、詳細がわからないので、ひとます青個体をコンシボリガイとしている。
殻長は10mmに達するとされる。

ウミウシ雑学

種小名の「guamensis」は、"guam"がグアム+"ensis"がその土地固有の、という意味だと思われる。
学名の読み方は、ミクロメロ・グアムエンシス。

分類

分類
Order
オオシイノミガイ目
Acteonimorpha
ミスガイ科
Aplustridae
コンシボリガイ属
Micromelo

生息環境・探し方のコツ

水深3m~10mくらいのサンゴ礁域にある砂地をまんべんなく探すようにすると、稀に見つかる。
青い個体だけに限っていうと、外洋に面したポイントの水深4mから、内湾の泥と砂が混じったようなポイントの水深30m付近でも観察したことがあるため、餌環境さえあれば観察できる水深は幅広いようだ。
小動物を摂食しているものと考えられる、らしいのだが、餌は不明。
移動速度がとても速く、探して見つかるようなウミウシというよりは、他のウミウシを探していたらたまたまいた、次の日にまたいるかというと多分いないだろう、という一期一会なウミウシ。
20mを超える水深でも見つかることからスキューバダイビングでの観察がおすすめ。

観察しやすいポイント

1

バベル(ボート)

2

倉崎海岸(ビーチ)

3

番屋(ビーチ)

References

・世界のウミウシ
・新版ウミウシ

観察記録

コンシボリガイ Micromelo guamensis_奄美大島_ウミウシ

撮影日:2024年01月26日 / 場所:キリスト浜 / 水深:4m / 体長:??mm /
水温:20℃

ウミウシ動画

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