裸鰓目

コールマンウミウシ Chromodoris colemani Rudman, 1982

時期
春・夏・冬
レア度
★★

このウミウシについて

似たウミウシがたくさんいる。
特に似ているのは、アンナウミウシとシボリイロウミウシあたりかなと思う。
アンナウミウシは背中の青色部分が暗色細点で覆われている、シボリイロウミウシは、背面の中央と前方に、暗色の斑紋が入ることで見分けている。
コールマンウミウシは、背中に黄色いシミのような模様が入ることと、2次鰓後ろを黒い線がU字で囲んでいることが特徴としている。
30mmに達するとされる。

ウミウシ雑学

種小名の「colemani」と和名の「コールマン」はオーストラリア人の研究者、ネヴィル・コールマン博士への献名。(coleman + i = 男性への献名)
学名の読み方は、クロモドーリス・コールマンイ。

分類

分類
Order
裸鰓目
Nudibranchia
イロウミウシ科
Chromodorididae
ミスジアオイロウミウシ属
Chromodoris

生息環境・探し方のコツ

水深5m~25mくらいのサンゴ礁域にある岩陰や岩の上などを歩いているのをよく観察できる。
冬になって水温が23度くらいまで下がってくると、ホシゾラウミウシやコールマンウミウシなどの個体数が多いウミウシが観察できるようになるので、「ウミウシの季節が今年もやってきたんだなぁ」と思わせてくれるウミウシでもある。
ウミウシを探して泳いでいると比較的目に入りやすく、個体数も多いので、慣れてくるとスルーしがち。
スキューバダイビングでの観察がおすすめ。

観察しやすいポイント

1

バベル(ボート)

2

山本SP(ボート)

3

大仏サンゴ(ボート)

References

・世界のウミウシ
・新版 ウミウシ

観察記録

コールマンウミウシ Chromodoris colemani Rudman, 1982_奄美大島

撮影日:2024年06月10日 / 場所:サンドパラダイス / 水深:26m / 体長:約25mm /水温:23℃

ウミウシ動画

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