裸鰓目

トラパニア・カヘル Trapania kahel Smirnoff, Donohoo & Gosliner, 2022

時期
春・夏
レア度
★★★★

このウミウシについて

体は橙色。
触角、口触手、鰓は暗褐色。
腕は白色。

ウミウシ雑学

種小名の「kahel」は、タガログ語でオレンジを意味し、本種が捕食しているオレンジ色のコケムシに由来している。

分類

分類
Order
裸鰓目
Nudibranchia
ネコジタウミウシ科
Goniodorididae
ツガルウミウシ属
Trapania

生息環境・探し方のコツ

春先から初夏にかけて、内湾にある潮通しのいいサンゴ礁域の転石や、死サンゴが多い場所で、転石裏や岩陰に付着しているオレンジのコケムシをじっくりと探していると稀に観察できることがある。
今回観察できたのは水深16mだが、餌となるオレンジのコケムシは水深5m~20mくらいまで幅広く観察できるため、餌環境さえあれば観察できる可能性がある。
餌環境さえあれば毎年観察できるのかもしれないが、北部では観察例が少ないので★★★★としておく。
スキューバダイビングでの観察がおすすめ。

観察しやすいポイント

1

バベル(ボート)

References

・世界のウミウシ
・新版 ウミウシ

観察記録

トラパニア・カヘル Trapania kahel Smirnoff, Donohoo & Gosliner, 2022

撮影日:2025年06月19日 / 場所:バベル / 水深:16m / 体長:3mm /水温:27℃

ウミウシ動画

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