裸鰓目

モンジャウミウシ Glossodoris cf. cincta (Bergh, 1888)

時期
春・夏・冬
レア度
★★

このウミウシについて

似たウミウシにタヌキイロウミウシがいるが、外套膜の外側の縁取りがタヌキイロウミウシが褐色・白色・青緑色に対して、モンジャウミウシは水色・暗緑色、黄色となっているので、縁取りの色で見分けやすい。
50mmに達するとされる。

ウミウシ雑学

本種と Glossodoris cinctaが別種である可能性が高いとされるため、名前がGlossodoris cf. cinctaとなっている。
"cf." は「confer」の略語で、ラテン語で「~に類似する」という意味で、実際の種である「Glossodoris cincta」に類似するが、完全に同定されていない可能性があることを示している。
種小名の「cincta」はラテン語で、「belted」や「girdled」といった意味の形容詞で、体の周囲に帯状の模様があることを意味する。ChatGPT調べ
学名の読み方は、グロソドーリス・チンクタ。

分類

分類
Order
裸鰓目
Nudibranchia
イロウミウシ科
Chromodorididae
ジボガウミウシ属
Glossodoris

生息環境・探し方のコツ

水深5m~10mくらいのサンゴ礁域にあるオーバーハング沿いや砂地にある岩陰などをのぞくように探すと比較的見つけやすい。
よく何もない砂地を歩いているところを見かけるので、餌を探して頻繁に移動しているのかもしれない。
スキューバダイビングでの観察がおすすめ。

観察しやすいポイント

1

手広海岸(ビーチ)

2

山本SP(ボート)

References

・世界のウミウシ
・新版 ウミウシ

観察記録

モンジャウミウシ Glossodoris cf. cincta (Bergh, 1888)_奄美大島

撮影日:2024年06月10日 / 場所:サンドパラダイス / 水深:27m / 体長:約20mm /水温:23℃

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