【保存版】ウミウシは何を食べる?ウミウシの餌と餌を食べるウミウシを全部まとめてみた (現在進行形)

  • 「ウミウシっていったい何を食べているの?」
  • 「ウミウシを探せるようになりたいから餌について知りたい」
  • 「餌はわかったけど、どんなウミウシが食べているの?」

この記事では、上記のような悩みを解決したいと思います。

この記事を読むことで、ウミウシの餌の種類と、実際にどんなウミウシがその餌を食べるのかを含め、知ることができるようになっています。

「ウミウシのえさを制するものはウミウシ探しを制す」ですね。(どっかで聞いた言葉)

補足:ここで紹介する生物は、1.ウミウシの餌である 2.ウミウシのホスト(宿主)である 可能性が高いと判断したものです。

目次

▼カイメン

ウミウシの餌といえば、カイメン。
カイメンを制するものはウミウシを制す。

紫カイメン

紫カイメンを食べるウミウシ

準備中。

▼コケムシ (外肛動物)

コケ?ムシ?
苔虫動物門(Bryozoa)というグループに属する、水中生物。
水中の岩や貝殻、海藻などの表面に固着して暮らす。外肛動物(Ectoprocta)とも呼ばれる。

ホンダワラコケムシ

フクロコケムシ科の外肛動物。
名前の由来は、群体が海藻のホンダワラのように大きくなるところから。
真珠養殖の筏(いかだ)や籠(かご)、船底や漁網(ぎょもう)などに付着するとされる。

ホンダワラコケムシを食べるウミウシ

セスジイバラウミウシ Bermudella pellucida (Burn, 1957)_奄美大島
撮影日:2024年03月29日 / 場所:番屋 / 水深:5m / 体長:10mm /水温:21℃

セスジイバラウミウシなどのBermudella属(旧:イバラウミウシ属 (Okenia) )が摂食するとされる。

▼スズコケムシ (内肛動物)

コケムシ=外肛動物(Ectoprocta)が、「肛門が触手冠の外にある」とすると、
スズコケムシ=内肛動物(Entprocta)は、「肛門が触手冠の内にある」となるらしい。

スズコケムシ

環境としては、カイメンの体表に着生していることが多いので、カイメンの表面になにやらフサフサしたものがあれば、スズコケムシ(内肛動物)である可能性が高い。

スズコケムシ(内肛動物)を食べるウミウシ

主に、Trapania(ツガルウミウシ属)のウミウシが食べる。

▼ホヤ

▼刺胞動物

イボヤギ (サンゴの仲間)

ウミウシ_餌_イボヤギ
イボヤギ


主に壁の影になっている部分や、支柱など、光が当たらない暗い場所を好む、サンゴの仲間です。
触手を使って動物プランクトンを捕らえ、餌にしているそう。
日中は写真のように触手を出していないため、ナイトダイビングなどで触手を出している姿を見ることができます。

イボヤギを食べるウミウシ

イボヤギミノウミウシ Phestilla melanobrachia Bergh, 1874_奄美大島_ウミウシ
撮影日:2024年02月21日 / 場所:番屋(ナイト) / 水深:5m / 体長:??mm / 水温:21℃


イボヤギの近くでは、イボヤギミノウミウシなどを観察することができます。
イボヤギを見つけたら、ウミウシが隠れていないか、じっくり観察してみましょう。

イボヤギミノウミウシが観察できる時期や探し方を詳しく知りたい方はこちら

ハマサンゴ類

ウミウシの餌_ハマサンゴ

ハマサンゴ

ハマサンゴをホストにするウミウシがいます。
潮通しのよい湾内のポイントなどで大きなハマサンゴ類を見かけます。
上記のハマサンゴは手のひらサイズの小さなもの。

ハマサンゴを食べる ホストにするウミウシ

チビミノウミウシ Phestilla minor Rudman, 1981_奄美大島
チビミノウミウシ / 撮影日:2024年06月10日 / 場所:サンドパラダイス / 水深:5m / 体長:約8mm /水温:23℃


小さなハマサンゴの側面などで春先になると卵をよく産んでいるのをみかけます。
チビミノウミウシが観察できる時期や探し方を詳しく知りたい方はこちら

ジボガミノウミウシ Phestilla lugubris (Bergh, 1870)_奄美大島
撮影日:2024年06月10日 / 場所:サンドパラダイス / 水深:5m / 体長:約13mm /水温:23℃

チビミノウミウシと全く同じ環境で見つけることができた、ジボガミノウミウシ。
手のひらサイズの小さなハマサンゴ類の側面や裏側に住んでいることが多いようです。
ジボガミノウミウシが観察できる時期や探し方を詳しく知りたい方はこちら

ガヤ シロガヤ・クロガヤ・フトガヤ・ハネウミヒドラ

ウミエラ、ハナゴケ、ヤギ

ウミトサカ

ウミキノコ

カツオノカンムリ・カツオノエボシ・ギンガクラゲ

カツオノカンムリ_ウミウシ_餌
カツオノカンムリ


毎年4~5月頃になると、奄美大島では黒潮の影響によってなのか、カツオノカンムリやカツオノエボシなどのクラゲが大量に漂着することがあります。

刺胞動物と呼ばれるクラゲの仲間を食べるウミウシはとても多く、その中の1種。
猛毒を持っているので、水中を漂っているものや、ビーチに漂着したものでも、くれぐれも触らないようにしましょう。

カツオノカンムリ・カツオノエボシ・ギンガクラゲを食べるウミウシ

準備中。

▼海藻

〇〇ミドリガイと呼ばれるウミウシや、〇〇ウロコウミウシと呼ばれるウミウシ、〇〇モウミウシと呼ばれるウミウシは、海藻の中でも緑藻類が餌のウミウシが多いです。

コテングノハウチワ (緑藻)

ウミウシの餌_コテングノハウチワ_奄美大島
コテングノハウチワ


緑藻の1種である、コテングノハウチワ。
水深2mくらいの浅瀬から30mの砂地や泥地まで、奄美大島や沖縄では幅広い水深に生えています。
秋から冬の始まりにかけて枯れてしまう時期もありますが、通年観察できる海藻です。

コテングノハウチワを食べるウミウシ

クサイロモウミウシ Costasiella paweli Ichikawa, 1993_奄美大島
クサイロモウミウシ_ 水深:23m / 体長:5mm / 水温:21℃

クサイロモウミウシのように、〇〇モウミウシと名前のつくウミウシ(オオアリモウミウシ属)は、コテングノハウチワをホストとしていることが多いです。

ハゴロモ

ハゴロモを食べるウミウシ

バロニア

バロニアを食べるウミウシ

フデノホ

フデノホを食べるウミウシ

準備中。

マユハキモ

マユハキモを食べるウミウシ

準備中。

イワヅタ類

ジュズモ、シオグサ

ミル、ハネモ

カサノリ

カサノリ
人魚のワイングラスと呼ばれる、カサノリの群生。
カサノリ_食跡?
おそらく食べられたとされるカサノリ

カサノリを食べるウミウシ

タマナウミウシ属(Mourgona)のウミウシは、カサノリを食べるとされています。

キホシウロコウミウシ_カサノリ
カサノリの根本にくっついている、キホシウロコウミウシ

アオサ、アオノリなどの緑藻類、ワカメ、ウミウチワ、ヒジキなどの褐藻類

ユカリ、ソゾ、テングサなどの紅藻類

ラン藻

▼餌としてのウミウシ

ウミウシそのもの

ウミウシそのものを餌として食べるウミウシも存在します。

ウミウシを食べるウミウシ

準備中。

ウミウシの卵塊・卵

ウミウシの卵や卵塊を好んで食べるウミウシがいます。

ウミウシの餌_ウミウシの卵塊
ウミウシの卵塊

ウミウシの卵は、黄色や白、赤など様々。

ウミウシの卵を食べるウミウシ

準備中。

▼その他の生物

甲殻類

ウズマキゴカイ

ヒラムシ、ゴカイ、小さな二枚貝

魚の鰭

本当に食べているのか、あるいは隠れ蓑としてのホストなのか、そんなウミウシもいます。

魚の鰭を食べるウミウシ

準備中。

まとめ

いかがだったでしょうか。
筆者は奄美大島で日々ウミウシダイビングをしながら、ウミウシのことを日々勉強中です。

「こんな餌があるよ」「これはウミウシをいつも見かけるから餌かもしれない!」

そんな情報があったら、ぜひ教えてください。
一緒にウミウシを探しにいきましょう!!
それではまた。

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